想いの行方に

生まれたときから一緒
酸素みたいに一緒

そんな関係じゃつまらない
だからって離れることもできない

きっと生まれる前から
心はあなたに決めていたのかも
あなた以外の人を
見れたことがないもの

あなたのことだって
きっとまともに見れたことがないけれど

あなた以上の人が見つからない
そういうことじゃなくて

きっと一番最初の男の子があなただから
あなたが基準になってしまったから

恋 なんて簡単な感情じゃない
愛 なんて大それたものじゃない

でもせめて
この感情の形が同じでありますように

だからせめて
あなたの想いの行き着く先が私でありますように

END


あとがき

螢子ちゃん目線の詩です。
「恋」って感情なのか単なる「側にいたい」なのか
分かってない気がします。2人とも。
ただ、気づいてないだけで、それは「愛」だと思ってます。私は。